震災時でもごはんが食べられるアルファ米とは?




消化吸収にすぐれた健康的な保存食

一昔前では非常食といえば乾パンでしたが、それを追い越して近年非常食の定番となっているのがアルファ米です。

アルファ米ってなに?という方に簡単に説明すると、お米をではなく「ご飯」を乾燥させたものです。

お米の主成分はでん粉なのですが、そのままで食べてしまうと消化不良を起こしてしまいます。

そのため私達が普段食べる時は炊飯して熱を通しお米を「消化吸収しやすいでん粉」に変えて食べています。

しかし炊飯して食べやすく変化させても時間の経過とともに元の消化吸収しにくい「でん粉」に戻ってしまいます。

この現象を防ぐため炊き立てのご飯から急速に水分を抜き、消化吸収できるでん粉のまま乾燥し固定させたのがアルファ米になります。

そんなアルファ米の良いところは、水を注いで1時間(熱湯なら15分)で炊いたご飯と同じふっくらしたご飯が手軽に食べられることです。

しかも天日干しをして作った「乾飯」などとは違い、消化吸収しやすいままですので身体にもとても良いんです。

 

水を注ぐ前のアルファ米(ドライカレー味)

水で戻した状態のアルファ米

 

携帯するのも簡単!

基本的にはレトルトパウチに入っており、かさ張らず軽量(アルファ化するとお米の重さが約半分になり一袋あたりおよそ100g)ですので避難所などに移動する事になった場合でも簡単に持ち運ぶことができます。

水で戻す場合は味が落ちる

いいことづくしのアルファ米ですが、欠点もいくつかあります。

水でもお湯でも調理可能とうたっていますが、実際に食べてみて美味しいのは、やっぱりお湯でもどす場合です。

ですが被災直後にお湯が用意できる状況にあるかはわかりません。

ガスが復旧するか、カセットコンロなどがあり、お湯を沸かせる状況でしたら文句なしに満足できるでしょうが、災害時には圧倒的に水でもどして食べることが多くなるでしょう。

水で戻しても、決して不味いものではありませんし、非常時に水を注ぐだけでこれだけのものが食べられるなら十分というぐらい味は進化していますが、 実際に炊いたご飯にはまだまた追いついてはいません。

そこで、そんな炊いたご飯に劣るアルファ米の味の悪さを補うように、各社から様々な味のアルファ米が販売されています。

特に人気でおすすめしたいのが「尾西食品」さんから発売されているシリーズで、なんと12種類もの味のバリエーションを揃えています。

・松茸ごはん
・田舎ごはん
・チキンライス
・えびピラフ
・赤飯
・山菜おこわ
・白飯
・五目ごはん
・わかめご飯
・梅がゆ
・白がゆ

それぞれ賞味期限は、製造日から5年 になります。

味をつけることでアルファ米の味の弱さをカバーしており、12種類もあると飽きる事もなく、毎回楽しみながら食事ができるでしょう。

尾西食品ではいくつかのセット販売をしていますが、セットで購入する場合は、12種類すべてが1食ずつ入った、↓こちらのセットがオススメです

 

もう一つの欠点は手軽さ

もうひとつの欠点は、お湯が使える場合でもそうでなくても、どちらにしろ水が絶対に必要な事です

ですので乾パンや缶詰などの様に開封するだけで食べれる手軽さはありません。

そして手軽さと言えば調理にかかる時間です。

調理の仕方は単純で簡単なのですが、お湯の場合15分、水の場合は約60分待たなければなりません

こればかりは今の段階では、どうにもならないようです。

 

このように欠点もありますが、震災直後に乾パンなどの乾いたものだけでなく慣れ親しんだごはんを食べれる事は避難生活の心の支えになるはずです。

最近ではパン派の方も多いようですが、 ご飯を主食にしているという方には特におすすめの非常食がアルファ米です。

こちらの動画は尾西食品のアルファ米の作り方を紹介した動画です。

一度ご覧になるとだいぶイメージがわきますので、ぜひご覧になってみてください。