みなさんこんにちわ!
かれこれ防災関連のサイトを3つ運営することになり「防災」で頭が一杯の管理人マキオです。
ですが、みなさんも
大地震や台風、大洪水、北朝鮮のミサイル、
そしてコロナウィルスなどの影響で「防災」を意識せざるをえなくなっていると思います。
そのおかげか、最近では一般的にも防災意識が高くなり、非常食をしっかりと備蓄する方が多くなりました。
しかし、2016年に発生した熊本地震では新たな非常食の問題も露呈していた事を忘れてはなりません。
それは、避難生活で炭水化物中心の食事になることで起きる栄養の偏りで、野菜不足などによる体調不良が数多く報告されたことです。
そこで今回は、野菜不足をおぎなう事ができる非常食の中で、1番におすすめしたい「カゴメ 野菜の保存食セット」を紹介します。
アマゾンで注文すると、野菜の保存食セットがダンボールに梱包されて送られてきました。
ネットで写真をみてイメージしていたものより、ずっとコンパクトです。
箱のサイズは、横:約20cm、縦約:13cm、奥行き:約16cmです。
開封すると無駄なスペースがほとんどなく、ぎっしりと詰まっています。
無駄なスペースがありませんので、箱のまま収納しても収納スペースを余計に使うことはありませんし、大きめの非常持ち出し袋なら、箱ごと入れるのもありだと思います。
ダンボールの側面には、詰め合わせの非常食の中で1番短いものにあわせた賞味期限が印字されていますので、開封はしなくても賞味期限のチェックはできます。
詰め合わせ内容は、
野菜一日これ一本(長期保存用) 190g×6本
野菜たっぷりトマトのスープ 160g×2袋
野菜たっぷりかぼちゃのスープ 160g×2袋
野菜たっぷり豆のスープ 160g×2袋
となっていて、この量は2人世帯の方の3日分です。
4人家族なら2セットが推奨されてますが、1セットあるだけでも心強いと思います。
ここからは、ひとつずつ試食していきます。
まずは、野菜たっぷり豆のスープ
こちらはインゲン豆などの5種類の豆と7種類の野菜、小麦が使われています。
分量は豆類45g、野菜35g。
総カロリー:67kcal
賞味期限は製造日より4年(3種類のスープ共通です)
食べ終えての感想
しょっぱさが抑えれていて、科学的な味が一切しない健康的な味でした。
それもそのはずで、1食あたりの食塩相当量が1g以下の超ヘルシー設計なうえに、化学調味料は無添加だそうです。(これはシリーズ共通です)
とても薄味なんですが、ただ薄味の質素な食事の味とは違い、豆を長時間煮込んだような豆本来の味がしっかり味わえましたし、素材の良さも感じました。
わたしは最近、外食とコンビニ弁当が続いていたのですが、それとの味の濃さのギャップに驚きましたが、こういうのこそが本当に体に良い味付けなんだなと気付かされました。
もちろん美味しかったのですが、ただ美味しいではなく、すごく体に良いものを食べている感覚になりました。
今までたくさんの非常食を食べてきましたが、非常食で、こういう感じははじめてです。
ただ、塩分の弱い薄味がダメで、濃くて高カロリーのものが好きな方は、まずいと感じるかもしれません。
あとは、豆が嫌いな方。
塩分が抑えられていることで、本当に豆本来の旨味が際立っています。これがこのスープの良さではあるのですが、豆が食べられない方には地獄だと思います^^;
そして、豆本来の味をごまかすような添加物も入っていませんし、下↓のトマトスープやかぼちゃスープと比べて、豆が多く野菜の比率が低いため甘みもほとんどありません。
ですので、小さいお子さんなんかも甘味の少ないこういう味は苦手かもしれません。
そして、味以上に驚いたのが具の量です。
レトルトの野菜スープですので、スープにおまけ程度の具が入っているんだろうと思っていましたが、具の割合が想像以上に高くて驚きました。
スープというと飲み物ですが、スープだけをすするという事がほとんどなく、豆と野菜を食べるおかずのようでした。
ただ、全体の量はちょっと少ないかなと思いました。
この一袋ではお腹いっぱいにはなりません。
ですので、災害時にはアルファ米やパンの缶詰を主食にして、栄養を補助する形で食べるのが理想だと思います。
続いては、野菜たっぷりトマトのスープ
こちらは完熟トマトをベースに、9種類の野菜、白いんげん豆、大麦、小麦で煮込まれています。
分量は、125gの野菜の内、トマトやニンジンなどの緑黄色野菜が70g、残りがその他の野菜になっています。
総カロリー:67kcal
トマトやニンジンには自然のほどよい甘みがあり、豆のスープに比べて食べやすくて、とても美味しかったです。
甘味だけでなく、トマトの酸味がアクセントとなっているのも良かったです。
豆のスープと同じで、豆も入っているのですが、緑黄色野菜の濃縮された甘みのおかげで、豆が嫌いな人でも食べやすいんじゃないかと思いました。
こちらもやっぱり具だくさん。
トマトをベースに野菜類が固形物でしっかりと入っております。
「野菜たっぷり」という商品名は伊達じゃありません。
最後のスープは、野菜たっぷりかぼちゃのスープ
こちらはカボチャをベースに、8種類の野菜、赤インゲン豆、大麦、小麦を使用しています。
分量は、合計80gの野菜の内、カボチャやニンジンの緑黄色野菜を50g、残りがその他の野菜となっています。
総カロリー:81kcal
トマトスープとはまた違った、カボチャの甘みがあるスープです。
個人的には一番おいしかったです。
カボチャと豆のコク&野菜の旨みがギュッと詰まっており、一瞬、ホントにレトルト?と疑っちゃうほど美味しかったです。
こちらも、やっぱり具だくさんで、とっても柔らかく煮てある大きめカットのカボチャにニンジン、大きな赤いんげん、野菜類がふんだんに入っていました。
カボチャだけのいわゆるパンプキンスープなんかとはまるで違い、栄養満点です。
3種類を食べ終えて
3つとも食べ終えて感じたのは、余計な味付けがなく野菜本来の美味しさを楽しめる味で、間違いなく身体に良いものを食べているという気分の良さでした。
きっと健康を気遣っている人ほど、この美味しさがわかると思います。
そう考えると、お子さんなどには、いまいちピンとこなかもしれませんね。
「KAGOME 野菜たっぷりスープ」は、非常時の野菜不足を補える、数少ない、おすすめできる野菜の非常食です。
炭水化物などにかたよらず、一歩先を行く備蓄をぜひ心がけてみてください。
最後は、「野菜一日これ一本」(長期保存用)です。
こちらは言わずと知れた野菜ジュースです。
野菜一日これ一本は30品目の野菜350g分が使用されています。
この350gというのは厚生労働省がすすめる一日の野菜摂取量でもあります。
長期保存用と通常タイプの違いは、長い期間おいしく飲めるように野菜の組み合わせを変えていることで、これにより賞味期限が製造日より5.5年にのびています。
通常タイプをスーパーで買って飲み比べてみたのですが、若干、長期保存用の方が甘く感じましたが、大きな違いはないと思っていいと思います。
あと違いは、ラベルに描かれているキャラクターがヘルメットを被っている事ぐらいです(^^)。
カロリーメイトのドリンクタイプなどのように、野菜ジュースは簡単に栄養と水分を同時に補給できますので、何が起きるかわからない災害時に、こういったアイテムが1種類でもあると、とても心強いですよ。
以上、カゴメ野菜の保存食セットのレビューでした。
野菜ジュースだけならこちら!(長期保存タイプを選びましょう)