ドライフルーツを備蓄していれば便秘対策にもなります




便秘解消効果のある保存食

ドライフルーツは生の状態に比べ圧倒的に保存期間が長い事と乾燥することにより成分が凝縮され生の状態よりも効率よく栄養がとれる事で、昔から親しまれている非常食の1つです。

みなさん非常食を備蓄するとなるとまず缶パンやアルファ米などを購入します。そういった主食を第一に揃えることは間違っていないのですが、それだけではビタミンやミネラルがどうしても不足しがちです。そこでそれを簡単に補ってくれるのがビタミンやミネラルが豊富なドライフルーツになります。

軽量で携帯性にもすぐれ非常食として最適ですので栄養補給を考えた備蓄をするうえですべての方にオススメしたい非常食なのですが、特におすすめしたいのが、便秘体質の方へです。

ドライフルーツは栄養価が高いだけではなく食物繊維がたっぷりと含まれており便秘解消効果が高いからです。避難生活では、かたよった食事、ストレス、 運動不足など、便秘のきっかけは山ほどあります。事実、東日本大震災でも、特に女性の被災者から便秘で悩まされたという声が多く聞かれました。

この事から昨今、被災時の便秘対策としてドライフルーツに注目があつまっています。

便秘解消には食物繊維が多く含まれていれば、なんでもいいという訳ではなく、食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があり、この2つが揃って便秘解消効果が高まるのですがドライフルーツにはその両方がバランスよく含まれています。そのことが注目されたポイントでもあり効果の裏付けにもなっています。

乾燥食品ですので、軽量でかさばることもありません。便秘症の方や便秘が不安だという方は、備蓄アイテムの中にぜひドライフルーツを取り入れてみてくださいね。

 



 

果実の種類によって効果は様々

ドライフルーツといっても種類は様々で、フルーツによって、それぞれ栄養価や食物繊維の含有量などが変わってきます。特に食物繊維が豊富で 便秘改善に良いとされている果実は

バナナ

ブルーベリー

クランベリー

りんごあんず

クコの実

デーツ(なつめやし)

アーモンド

などです。

これはほんの一例で、 探せばまだまだ他にもあるはずです。

その他の、非常時に備えておきたい果実をあげますと

干し柿

震災直後にはストレスで免疫力が下がり風邪をひきやすくなってしまいます。そんな時には、ビタミンAを摂取することで予防になるのですが、干し柿には体内でビタミンAに変わるベータカロチンやクリプトキサンチンが多く含まれていますので、風邪予防にはうってつけです。

いちじく

いちじくは他の果実に比べてカルシウムが豊富ですので、お子さんや高齢者、妊婦さんなどに適してます。

あんず

あんずは酸味が強いので疲労回復に効果があります。

このように、それぞれに違った効能がありますので風邪予防や便秘解消などの目的に応じて備蓄すると良いと思います。

ちょっと短い? 賞味期限

ドライフルーツの賞味期限は果実や水分量によってまちまちですので、購入したらしっかりと期限はチェックしましょう。おおよそですが、水分量の多いものだと短くおよそ3ヶ月、水分の少ないものだと半年。長くて1、2年となります。

缶パンやアルファ米などの昨今ブームの保存食では保存期間5年などがあたりまえになってきてますので、それと比べてしまうと短く感じてしまい若干見劣りしてしまいます。ですが、3年、5年と持つものと比べ交換頻度があがり、手間が増えるのですが、高い栄養価や便秘解消効果は、苦しい避難生活の助けになる可能性が大いにありますのでぜひ保存食の レパートリーにドライフルーツを入れてみてくださいね。