今回ご紹介するのは、サタケから発売されているアルファ米シリーズ「マジックライス」の牛飯です。
アルファ米といば尾西食品が大人気で、当サイトでも尾西のアルファ米を推しています。
ですが、様々な会社のアルファ米を食べ比べましたが、味のクオリティに大きな違いがあるわけでもありません。
強いて言えば尾西が一番美味しかったことと、12種類の豊富なラインナップがあり、その12種類セットが魅力的なのでおすすめしているだけで、尾西食品以外に自分の好きな味があれば、そちらをおすすめします。
とはいっても、どこの会社も似たり寄ったりのラインナップで、そこまで変わり映えしないのですが、この牛飯だけは、どこの会社にもなく際立っており、前からちょっと気になっていたので今回選んでみました。
参考価格として今回は、アマゾンで365円で購入しました。
開封すると、二つの注水線が見えます。
これはマジックライスシリーズの特徴でして、
赤い注水ラインまで水を注ぐと通常のごはんができあがり、
青い注水ラインで雑炊になります。
これは、アルファ米自体になにか仕掛けがあるわけではなく、水の量でご飯のやわらかさが変化するというものです。
ですので、他の会社のアルファ米でも水の量を変えれば同じことはできます。
ただ、どのぐらい注いでごはんになるのか雑炊になるのか、注水ラインがあると一目瞭然なので、疲れている時や体調が悪い時などには助かりますね。
開封すると中にスプーンと脱酸素剤が入っていますので、忘れずに取り出しましょう。
特に脱酸素剤はアルファ化米の中に埋もれている事があって、取り忘れてお湯を入れてしまうというケースが以外に多くあります。
非常時にそんなことになったら、さらにテンションガタ落ちですので注意しましょう。
非常時にはこんなことやるわけないのですが、水でもどす前のアルファ米をお皿に移してみました。
写真ではわかりづらいですが、わずかにお米が茶色いです。
小さく刻まれた、牛肉、ごぼう、玉ねぎが確認できます。
小さいですが、アルファ化米の具の大きさはどこもこんなものです。
また袋にもどして、水を注ぎました。
今回は雑炊ではなく、ごはんのラインに、非常時を想定してお湯ではなく、水を注ぎました。
よくかき混ぜてから、ジッパーを閉じて1時間まちます。
完成です。
またまた、茶碗に盛り付けました。
いや~長かったです。
お腹が空いている時の1時間は長いです。
お湯なら15分なんですけどね。
それでは、肝心の味です。
いただきます。
もぐもぐ
もぐもぐ
う~ん、思ったよりご飯が薄味ですね。
勝手に牛丼みたいな濃い味を想像していたのですが、、
牛丼のつゆで作った炊き込みご飯みたいです。
それもうすいつゆで。
ですが、決してまずくはありません。
というのは、うすいのはご飯で、牛肉は濃くてしょっぱいからです。
これがちょうどいいアクセントになっていて、おいしいです。
きっと、この薄味のご飯だけならまずく感じたでしょうし、ご飯も牛肉も両方しょっぱくても駄目だったでしょうね。
ご飯の量は、夕食にちょうど良く、朝食には多すぎるといったぐらいで、なかなかのボリュームなのですが、ずっと単調な味ではなくご飯と牛肉の変化が楽しめるのもいいです。
牛肉は和風味のビーフジャーキーを水でもどしたみたいで、本来の肉の食感には程遠いですが、それをアルファ米にもとめても仕方ないですね。
ご飯とのアクセントになっているだけで十分です。
玉ねぎとごぼうは、ご飯と違う食感を感じられる程度で、特に特徴はないですね。
この程度の野菜じゃ野菜を摂取したことにもならないでしょうし、これなら少しでもお肉を増量してほしいところですね。お肉はもう少し欲しくなる量しか入ってませんのでね。
さらに粗を探すと、全体的にレトルト臭さはすごくあります。
これはどこのアルファ米でもそうなのですが、
お米の食感は、タイ米のようなポロポロした感じがあります。
さらに言うと、炊いたタイ米を一度冷凍してレンジで温め直したような感じです。ちょっとわかりづらいですね^^;
ですがそれでも、水を入れるだけで食べられるなら満足できるクオリティです。
今回のサタケの牛飯ですが、一番人気の尾西のアルファ米に劣っているということは全くありません。
お肉が好きな方は、サタケを選ぶのは全然ありだと思いました。
ただ、「肉食った~」という気になるほど入っていませんので、非常時にもお肉をがっつり食べたいというかたは、こちらのイザメシのハンバーグなんかを備えておくほうがいいかもしれません。
今では本当にたくさんの非常食がありますので、自分に合う非常食を見つけて災害に万全の体制を整えましょう。
それでは、ごちそうさまでした。サタケのマジックライスのレビュー以上になります。