いざ大地震が発生した時、慌てないためには、災害前から自分の生活圏ではどのような被害が起きそうか情報を集め、避難のシミュレーションをしておくことと、家族や地域とコミュニケーションをとっておくことが大切です。
まずは、避難のシミュレーションについて確認しておきましょう。
1,自宅、学校、会社周辺の危険を知る
はじめに、自治体などがら出されているハザードマップを確認しましょう。
被害想定区域や避難場所が記されておりますので、自分の生活圏の危険や被災時の避難経路を事前に知ることができます。また、地域の図書館に行けば住んでいる地域の災害の歴史を知ることもでき、これもシミュレーションに有効です。
2,自治体の避難場所、避難経路を知る
被災時には、災害の危険から命をまもるために緊急的に避難する指定緊急避難場所と、災害の危険によって避難してきた人々が一定期間滞在する指定避難場所の2つがあります。
それぞれを事前に歩いて経路を確認し、倒壊が起きそうな建物や崖地などの危険がないかを確認しておきましょう。
3,遠方の親戚、友人に連絡をとる
大規模な地震が発生した場合、
被災地↔被災地
被災地外→被災地
への電話はつながりにくくなります。
一方で、
被災地→被災地外
への電話は比較的つながりやすい状態ですので、事前に遠方の親戚や友人と連絡を取り合い、家族で情報を共有していれば、いざという時の安否確認にも役立ちます。
次は、家族や地域とのコミュニケーションについて考えてみましょう。