避難所生活のルールとマナーを覚え上手に乗り越えよう




1,トイレを我慢するのは禁物!

避難生活に入りまずはじめて起こる問題はトイレです。断水により水洗トイレが機能せず、しかも仮設トイレも間に合わない場合は、簡易トイレで対処することになります。

簡易トイレの使い勝手があまりにも普段のトイレと違い、特に女性はつい我慢してしまい、食べ物や水分をとりたがらない方もいるぐらいですが、それが脱水や重篤な病気の原因になってしまいます。

トイレの我慢はよくない!という意識をしっかりもち、夜間でも明るくするなどして工夫し、使用ルールを徹底するなどして対策をしましょう。

2,ルールとマナーをまもろう

多くの家族が一緒になる避難所においては、お互いへの配慮がとても重要です。居住スペースはもちろんのこと、食料、水分、寝具なども限りがあるので、自分第一ではなく、相手の気持になって譲り合うマナーも必要です。

避難所のトラブルで多いのが、喫煙とペットです。リーダーを立てるなどして話し合いをし、みんなが納得できるルールを決めてゆきましょう。

避難所を運営するのは被災者です。決まりを作る際は性別や歳で役割を決めつけないことやリーダーに女性も交えることも大切です。

3,プライバシーをしっかり確保

避難場所が、仕切りのない体育館や教室の場合、四六時中、他人の目を気にすることになります。友人な家族でグループになっている居住スペースはダンボールなどを壁代わりにして区切り、目隠しをしてプライバシーを確保しましょう。

ただし、自分たちのスペースを欲張らず、新たな避難者や要配慮者のためには、スペースを譲り合う気持ちも大切です。

着替え用のスペースや、赤ちゃんにミルクをあげるスペースも積極的に作りましょう。

4,要配慮者を思いやろう

避難所には身体の自由がきかない、支援の必要な方とも共同生活を送ることになります。そういった要配慮者の生活スペースをトイレの近くに割り振ったり、福祉専用避難スペースを設けるなど、それぞれの避難所で心遣いができるといいでしょう。

よくないのは申し訳ないからと、本人や家族が遠慮して我慢をしてしまうことです。健康状態の悪化にもなりかねませんので、言い出しやすい空気や、事情によって選べる環境づくりを目指しましょう。

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