避難場所での注意事項




5,食事はコミュを高める

避難所での食事は栄養補給という側面だけなく、重要な役割がいくつもあります。食事をとる場所に集まることでコミュニケーションが深まり、健康状態の悪い人がいれば、顔色や様子からから早期発見ができる。

食事をする場所に足を運ぶことは小さな移動ですが、狭い居住スペースから離れることで、メリハリがつき、食事の配給に役割分担をすれば気分転換にもなります。避難所生活に落ち着きがでてきたら、食堂をつくることがおすすめです。

6,避難所で安眠ができるように

避難所が体育館や教室になった場合、かたくて冷たい床のせいで、安眠できないことがあります。ダンボールや新聞紙を敷いたり、学校の机や椅子を組み合わせて即席のベッドを作ったりして暖かくしましょう。

避難所の多くは、深夜も防犯のためほんのりと明かりをともしています。明るいと眠れない方はアイマスクも非常持ち出し袋に常備しましょう。なければダンボールを組み立てて目隠しにするだけでも効果があります。

7,防犯にも気を抜かない

悲しいことに、避難所でも盗難や暴行事件が多数報告されています。貴重品を目立つところに置きっぱなしにしないことはもちろんのこと、トイレなどの死角が生まれる場所に女性やこどもをひとりで行かせないようにしましょう。とくに夜間の女性、子供のひとり歩きには要注意しましょう。

さらには、避難所にいることで留守になっている自宅に泥棒が入ったり、一時帰宅している中の強盗というパターンもあります。余裕があれば自宅の戸締まりをしに帰りましょう。

8,感染症の予防も忘れずに

避難所でおきる感染症の大きな理由は、感染者の吐物が放置されることが要因とされています。嘔吐などがあれば、速やかに清掃、除菌を行うことを心がけましょう。

また集団生活の中では、消化器系感染症、主に下痢、呼吸器系感染症、主にインフルエンザなどがまん延しやすくないります。避難所の出入りには、マスクがあれば着用し、水に余裕があれば手洗いも徹底しましょう。発熱、咳など軽い症状でも流行拡大に敏感でいましょう。

9、生活不活発病にならないように

生活不活発病とは身体を極度に動かさないことで、心肺機能と知的活動が著しく下げってしまう病気です。特に高齢者に多く見られる症状で、長引く避難生活で起こるのですが、買い物、庭いじり、散歩、スポーツという普段している事をする機会がへり、いざ身体を動かそうとしても思ったように動かないため、おっくうになり結局うごない、そしてそれが長期化すると症状が悪化してしまいます。

長期化する避難生活ではからだを動かすことも忘れずに、機会をうかがい積極的に運動もしましょう。