今回は、イザメシを紹介します。
イザメシは、非常食とは思えないおいしさが評判となり、ここ数年で人気急上昇の非常食なのですが、実際に食べてみて、その実力をたしかめてみたいと思います。
ただイザメシと言っても、現在は多くの種類とシリーズがあります。
その中から、より素材と製法にこだわった、ワンランク上のプレミアムシリーズである「イザメシ デリ」シリーズの「名古屋コーチン入りつくねと野菜の和風煮」をレビューします。
これを選んだわけは、先日、東京ビックサイトで、日本一の非常食を決めるべく日本災害食大賞というイベントが開催されたのですが、その大会の美味しさ部門で1位に輝いたのが、この名古屋コーチン入りつくねと野菜の和風煮で、NO.1の実力がどんなものなのか? ぜひ知っておきたかったからです。
ただ、今回のレビューは美味しいのは間違いなさそうです。
こちらがパッケージなのですが、
イザメシは開発スタッフの多くが女性で、女性目線でつくられているため、パッケージのデザインも従来の地味な非常食とは違って、とてもオシャレです。
サイズはこんな感じです。
余計な空気のふくらみもなく、無駄にかさばるような商品ではありませんので、非常持ち出し袋に入れてもいいですが、あまり重い物を上に載せてしまうと、つみれやニンジンなどのやわらかい具はつぶれてしまうと思うので、リュックなどに入れる際は気をつけましょう。
開封は手でも、比較的キレイにできました。
災害時はこの袋が食器代わりにもなるので、こういうのも大事です。
今回はレビューのためお皿に盛ってみました。
すべての具材が見えるように平らなお皿に盛ったのですが、なんだか見栄えが悪くなってしまいました。
パッケージ写真の様な深いお皿に盛り付ければ、もっと美味しそうに見えるはずです。
今回は、冷えた状態と温めた状態の両方で食べてみました。
災害時に温めて食べるのは無理だと思う方もいるかもしれませんが、カセットコンロを常備しておけば以外に簡単なことです。
冬場に起きた東日本大震災では、カセットコンロが大活躍したため、その後、防災アイテムとしてカセットコンロは大人気になっています。ぜひご検討してみてください。
食べた感想
まずは、湯銭で5分あたためて試食。
非常においしいです。
ちゃんとした煮物の料理を食べているようです。
そう思ったのは、普段わたしが食べている煮物とは違った関西風の味付けのせいかもしれません。
関東で暮らしてきたわたしには新鮮でした。
そして、レトルト感のようなものがほとんどありません。
缶詰や、レトルトは変に味が濃かったりするのですが、これは薄味でとても上品な味です。
この「IZAMESHI Deli」シリーズは、身体に気遣いアミノ酸(うまみ調味料)を一切使わっていないのですが、それでこれだけの味が出るというのは、素材の良さや、調理にひと手間もふた手間もかかっているからでしょう。
強いてレトルトっぽさをあげるなら、ごぼうだけがやけに小さかったことです。
他の、たけのこ、にんじん、ごぼう、さといも、こんにゃくは、しっかりとした大きさがあり、食べごたえありました。
ですが、1番おいしかったのはつくねです。
関西風の味付けがしっかりとつくねにも染み込んでいてよかったのと、
硬すぎたり、ボロボロ崩れるような、やわらかすぎることもなく、ちょうどいい噛みごたえでした。
スープもおいしくて、最後まで飲み干しましたが、薄味で辛くないので、そんなに喉が乾きませんでした。
パンの缶詰とかカンパンは、水無しで食べきるのは苦痛ですらありますが、これは水なしでもいけるので、非常時の貴重な水を節約できそうです。
冷めてから食べると当然味は落ちますが、冷めても変わらない味がしっかり残っており、十分美味しかったです。
煮物というのは他の非常食と違って、優しい味で、暖か味みたいなものがあります。熱々ならなおさらですが、それは冷めても残っていて、非常時にこれが食べられたらとっても落ち着く気がします。
「普段のおかずの一品としても」と宣伝してますが、本当に、普段のおかずとしても問題なく受け入れられるレベルの味で、非常食もここまできたかと思わされた、前評判どおりの味でした。
1食あたり
210g
147kcal
アレルギー物質
特定原材料 卵、小麦、
特定原材料に準ずるもの 大豆、鶏肉、豚肉
賞味期限 製造日より3年