今回は人気No.1のアルファ米である「尾西のアルファ米」の中から尾西のドライカレーをレビューします。
参考価格として、尾西のアルファ米全12種類がセットになったものを、楽天市場で3,580円で購入しました。
サイズはこんな感じです。隣は350ml缶です。
袋に無駄な空気が入って膨らんでませんのでかさ張らず、非常持ち出し袋にも大量にストックできます。
賞味期限がパッケージの表にとてもわかりやすく表記されてます。
これなら見間違えによる食中毒などの事故が減るでしょう。
非常食と名のつくものはすべてこれぐらい大きくしてほしいですね。
開封すると、カップラーメンのような臭いがします。
中には、スプーンと調味粉末が入っているので取り出すのですが、ここでもう一つ、忘れてはならないのが、脱酸素剤がアルファ米の中に埋もれてます。
これが脱酸素剤なのですが、忘れずに取り出してから水を注ぎましょう。
お湯で戻す前のアルファ米を一度お皿に出してみました。
今回はドライカレーですが、調味粉末を混ぜて味付けするので、この段階では「尾西の白飯」と同じ白いうるち米です。
粉末を入れずに調理すれば「おかずの入った白いごはん」として食べることもできなくはありません。
お米をよく見てみると、欠けているものが結構混ざってました。ですが食べている時にはまったく気にならなかったです。
これが調味粉末なのですが、尾西のアルファ米12種類すべてに付いているわけではなく、チキンライス、えびピラフ、山菜おこわ、ドライカレーの4つだけについていて、他の6つは、水かお湯を注ぐだけで完成します。
ただし残りの2つ、白がゆには「食塩」、梅がゆには「梅しそ」がついています。
お湯を注ぐまえに調味粉末を入れます。
お湯を注ぎました。
注いだら、忘れずにすぐ、よくかき混ぜます。
忘れて、お米に戻ってから混ぜても、混ざりません。
後からだと、色がまばらなだけでなく、味も、異常に濃い部分と薄い部分に別れてしまいます。
一度経験済みです^^;
今回はお湯ですので15分待ちます。
水の場合は60分です。
完成です♪
バラバラだったアルファ米が水を吸い込んで、ひとかたまりになっています。
ご飯が入ってる袋は、地面や床に置いても立つように出来ていて、お皿代わりになりますので、付属のスプーンを使えばそのまま食べられます。
今回は、お皿に盛ってみました。
こんな感じになります。
もともとアルファ米は100gなのですが、水を吸い込んで完成すると260gになります。
これは、お茶碗大盛り1杯分でけっこう食べごたえのあるボリュームです。
それでは肝心の味ですが、
味は、冷凍食品に似ています。
冷凍食品独特の工場で製造されたような味です。
手作りの料理とは違う、これぞ化学調味料という味付けです。
悪く聞こえますが、おいしいかまずいかで言ったらそれでもおいしかったです♪
お湯か水を注いで少し待つだけで、これだけのものが食べられるなら満足です。
カレーの風味もレトルト感をうまく誤魔化してくれています。
はじめて食べた時は「さっきまで乾燥していたのにこのクオリティ!」と驚いたくらいです。
ですが、炊き立てのご飯には明らかに劣ります。
食感は、冷凍保存したご飯を温め直したものに似ていて、そこにパサパサ感が加わった感じです。
食べたことありませんが、タイ米のご飯を冷凍保存し解凍して食べたらこんな感じだと思います^^;
薄味ではなく濃かったのですが、カレーの辛さは弱く、子供や辛いものが苦手な方でも問題なく食べられそうなやさしい辛さでした。
続いて具ですが、コーン、 人参、肉を真似た?大豆肉の3種が入っています。
具は小さくて際立った特徴はありませんが、お米以外の食感が楽しめるのがよかったです。
お腹空いていたので、けっこうなボリュームでしたがあっという間に完食。
これ1食で361キロカロリー摂取できます。
パンの缶詰も1缶でこれぐらいですので、非常食の主食としては普通ですね。
尾西のアルファ米シリーズはすべて、パッケージの裏にわかりやすくアレルギー表示がされています。といってもどこの会社もアルファ米にはこの表示はありますので、これはあたりまえなのでしょう。
以上、尾西のドライカレーのレビューでした。
いままで食べたアルファ米の中では、尾西が1番美味しいと思うのでおすすめしていますが、他の会社のものに比べて圧倒的に美味い!というわけでもありませんので、他の会社にお好みの味付けのものがあればそちらをおすすめします。会社別のアルファ米の紹介はこちら
ただ思うのは、アルファ米はやっぱり味が付いていたほうがいいですね。
味のない白飯だと炊いたご飯との違いがハッキリと表れ、より安っぽく感じるので、私は味がついているものの方が好きです。
そして、非常食として備えるなら、様々な味が楽しめる全12種類セットが特におすすめです。
同じ食事の繰り返しを避け飽きないようにする事は、避難生活でかかるストレスの軽減になりますので、災害用に備えるなら、ぜひ様々な味をストックしてみてくださいね。