震災のショックによる食欲不振を防ぐためには?




食欲不振は珍しいケースではない

過去の大震災では、そのショックにより、食べ物が喉を通らず食欲不振を起こす方が大勢いました。また、避難生活が長引き、単調な食生活が続くことや生活環境の変化で、肉体的に精神的にも疲労することにより食欲不振を起こすケースも見受けられました。

ですが、災害時には身体を壊さない為に 食べる事がとっても大事になります。 そこでここでは食欲不振に役立つ非常食をご紹介させていただきます。

アメやチョコレートが役に立つ

食欲がわかない時に簡単に出来る食欲を回復させる方法はリラックスをしながら、チョコやアメなどの糖分の多いものを食べることが効果的です。

カロリーが、不足しているにもかかわらず食欲がわかない、といった症状は脳の摂食調節機能が正常に働いていないことによるものです。こうした時には脳の活動に必要な糖分をしっかりと補給してあげましょう。

脳が正常な働きをすることが手助けされそれだけで食欲が回復することがあります。そして糖には食欲だけでなく疲労を回復させる作用もありますので震災時にアメやチョコを持っているととっても重宝します。主食、主菜と一緒に備蓄することをを心がけましょう。

甘いものの中でもチョコレートは特におすすめで、チョコレートは高カロリーで栄養価が高く、カカオの成分には心を安定させる働きもあり、不安が多い緊急時には、ピッタリの保存食です。

 



 

甘いものが苦手という方は梅干しと酢こんぶ

糖だけでなく、酢こんぶや乾燥梅干しなどの酸っぱいもの食欲の回復効果があります。酢や梅にはクエン酸が含まれており胃腸の働きを活発にし食欲を増進させ疲労も回復してくれます。

さらに食欲や疲労の回復だけではなく「酸っぱさ」により唾液や胃酸などの消化酸素の分泌が高まり消化吸収を助け同時にに胃腸のぜん動運動も活発になり便秘を予防する効果もあります。

ガスが使える状態であったり、カセットコンロがある場合は水をあたため白湯にして飲むことも胃腸の働きを良くする効果があります。食欲も胃腸の働きもストレスにより崩れてしまいます。避難生活で何よりも大事なことは とにかく、あせらずリラックスすることです。