被災時にもあったかいご飯を食べたいという方はレスキューフーズ




災害時に、水がなく、お湯を沸かせる火もないとなると自炊はほぼ不可能ですので、あたたかいご飯を食べることはあきらめるしかないのですが、完全自立型の加熱式弁当があれば火を使わず、あたたかい食事を食べることが出来ます。

発熱剤つきのおべんとう

加熱式弁当とはごはんと丼などのおかずがセットされたものに発熱剤がついたものです。この発熱剤は、水酸化アルミニウムに発熱溶液をかけることによって化学反応を起こし、熱が生じる仕組みで、表面温度が98度くらいまで上がります。その熱を利用してご飯とおかずをあたためることができガスや電気がなくても20分ほどでホカホカのあったかいお弁当ができあがります。

加熱式弁当を知らないという方はまずこちらの動画をご覧ください。実際の作り方など、簡単に紹介していますので、どんなものなのかがわかると思います。

同じお米の保存食でも、以前紹介したアルファ米は、できるだけお湯を最低でも水が絶対に必要でしたが、こちらは水も必要ないというのが最大の長所で、味の評判も上々です。

持ち運べる量を考えて備蓄しよう

しかし、短所もありまして、1食分のセットが他の保存食に比べ大きくて重いことです。

ごはんや具材の他に加熱剤も加わるので必然的に重く大きくなってしまいます。そのため、震災時、自宅待機ならまだいいですが避難所へ徒歩などで避難する事になった場合が問題で、2,3個ならまだいいですが、2,3日分×家族分と増えていくとこの重さがネックになります。

避難所に持ち運ぶものは食材だけはなく、日用品も含まれ大荷物になります。そうなると軽くて持ち運びやすいのが非常食にとって理想なのですが、加熱剤付きのもの非常食のこの重さは欠点となります。

電気もガスも使わず暖かいご飯が食べれますので、重くてかさをとるだけの価値は十分にあるのですが、緊急時に持ち運べないのでは意味がありません。

ですので加熱剤付きの非常食を備蓄のレパートリーに入れる場合には備蓄するのが3日分としたら、重量を考え3日分すべてを加熱剤付きのものにはせず1日か1.5日分を加熱剤付きにして残りを軽量な缶パンやアルファ米にするなどして調節しましょう。

または、自宅から避難所への緊急避難時のためにアルファ米やフリーズドライなど持ち運びやすい食材を緊急避難袋などにしまっておき、加熱剤付きの食材は、余震などが収まり自宅へ戻れた時のために用意するといった様に緊急時用、自宅待機用と段階的に分けて備蓄するといった方法もおすすめです。

加熱式弁当はホリカフーズ社から出ている 「レスキューフーズ」が有名で、↓こちらで販売されております。

尾西食品のアルファ米が1食、300円前後ですので、若干高く感じるかもしれませんが、丼の具やカレーのルー、発熱剤もついてですので、打倒な価格だと思います。アマゾンでもレスキューフーズを扱っており こちらのほうがお安く手に入ることもありますが、種類は少ないですので使い分けてみると良いと思います。

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非常食セット3日分と7日分ならこれで決まり!5年保存でまとめました。